投稿日時:2015年2月9日
いつも大変お世話になっております。
前回からの続きです。
オークランド空港に到着しましたが、当然ながら入国カードも全部英語で書かれており、何が書いてあるか良くわからないまま、適当にチェック欄にチェックを入れて入国審査に臨みます。審査官は私をジロリと睨み(?)ながら何やら英語で質問してきます。なんとか適当にごまかしてにこにこしていたら、私の入国カードに何やら書き込んだ後、「通れ」といわれてほっとしました。ところがその先に第2の関門が待ち構えておりました。
NZでは、入国審査の後、検疫検査場を通らなければなりません。再びここで英語の攻撃、日本人にありがちな、わからないのについ「Yes」と言ってしまう悪い癖が出ました。検疫官は「こりゃだめだ」という風に首を左右に振ると、「あっちに行け」と別のカウンターを指差します。そこに待っていたのは2メートルくらいありそうなポリネシア系の巨人。再びじろりと睨まれます。
あいかわらず英語でまくし立ててきますが、当然(?)こちらは何を言っているのかよくわかりません。何度も聞き返すと「なんでお前は現金を持ち込むんだ」と言っているようです。
実は入国カードには「1万NZドル(70万円程度)以上の現金を持ち込むか」という質問事項があり、私は間違えて「Yes」と書きました。もちろん大金を持っていたわけではなく、日本円で10万円程度(1400NZドル換算)を持っていただけだったのですが、間違えた、といっても後の祭り、「そのお金を出せ」と言われても無い袖は振れません。最終的に間違いだったと納得してもらうまで1時間以上掛ってしまいました。
空港の入国ゲートでは通訳をお願いした方が待っているはずです。メールでのやり取りだけだったので、どのような方かもわかりません。約束の時間はとうに過ぎており、私がゲートを出たときには誰もいませんでした。すでに一緒の飛行機に搭乗していた日本人の方たちはとっくの昔に空港を後にしており、日本語をしゃべれそうな人は一人もおりません。さあ大変、いきなりニュージーランドで一人ぼっち?
幸いなことに、15分ほどで、通訳の方が私を見つけて下さいました。「日にちを間違えたのかと思いましたよ」と言われながらもこちらは地獄に仏、とにかくほっとしました。
私は相当青い顔をしていたのでしょう、「とにかくお茶でも飲んで落ち着きましょう」といわれ、空港内のカフェに腰を落ち着けたときには本当に嬉しかったことをよく覚えています。
カフェにて自己紹介と、渡航の目的などをお話ししながら、事前にお願いしておいた現地のスクラップ業者さんの事情をお伺いすると、通訳の方は???。どうもよく意図が伝わっていなかったようです。ただ、なんとなくそういった業者さんの集まっているエリアがある、ということだけは調べておいてくれたので、取り合えずそこに行ってみよう、ということになりました。
いよいよニュージーランドデビューです。